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福祉施設の製品、福袋に　アーティストがデザイン改良
2011年1月7日 朝日新聞宮崎版


福袋（左）の中には、コースターや無農薬ハーブティーなど福祉施設で作られた製品に加え、「らくがきアート」のカード入りフレーム（手前右）も入っている

　アートを活用した社会貢献事業を展開する会社「らくがきＡＲＴ」（神戸市）は、県内の芸術家などと協力し、福祉施設で作られる製品をよりデザイン性の高いものにすることで障害者らの工賃向上を目指す「ハロー・アーティスト事業」の第１弾として、コースターやハーブティーなどを詰め合わせた福袋を宮崎市内の小売店で販売している。

　同事業に基づき、今月から県内の芸術家が福祉施設を訪れて製品やパッケージのデザインを改良。３月下旬には第２弾として、「完成品」が売り出される予定だ。

　今回の福袋は、石井記念友愛社茶臼原自然芸術館（木城町）のコースターなど、これまで福祉施設で作られてきた製品に、子どもたちが描いた「らくがきアート」カード入りフレームを加えた計４点（２５５０円相当）を、同事業特別デザインの袋に入れて８６０円で販売している。

　「らくがきＡＲＴ」代表社員を務める宮崎産業経営大の三輪まどか専任講師は、「品質は元々素晴らしい製品ばかり。アーティストとのコラボレーションでどう変わるか期待してほしい」と話す。

　福袋は限定１００個。宮崎市恒久の「キッズランド」や同市の平和台公園内「ひむか村の宝箱」などで１月中旬まで販売している。問い合わせは「らくがきＡＲＴ」（０９８５・７１・４１２２）へ。（松井望美）